こんにちは。久しぶりの更新です。
先日、ビジネスで来ていたアラブ人と会う機会があったのですが、その人と会った時からなんだか心がもやもやしていて、これはTwitterに書くには文字数が足りないと思ったので、こちらのブログに書くことにしました。オープンな環境ですが、ここは私が何でも書いて良い場所なので。
さて、経緯をお話しますと、元々私が企画運営したプログラムの参加者、というのがそのアラブ人の位置づけです。そのプログラムは若手起業家を育てる、といったようなトピックだったのですが、実は彼はすでに日本で起業しており、アラビア語と日本語の通訳翻訳関係やカフェやらメディアニュースサイトの仕事やらで活躍している人でした。（相当お金も稼いでいるようです）そんな彼が日本に仕事の用事で滞在するとのことだったので、是非お茶でもしましょう！という話になり、会ったのでした。
ここからはアラブ人あるあるなので、そこまで驚きませんでしたが、いろいろ。
- お店は決めない
- とりあえずその場の感じで決めていく（なぜか、ご飯の前にハラールの色々が売ってるショップを見に行きました、これも私の興味というのよりも、どんな商品が並べてあるかが気になりすぎて、途中からショップの店員さんと話したり、撮影を始めたり・・笑）
- お店を決めさせる「どこがいいかな〜」とかいいつつ、探しもしないので、結局私がその場で調べる
- 気まぐれに、ファミレスでもいいか、と言い始める笑 （お金稼いでいるのに、ファミレス？？ケチ？？）
お店に入ってからも、仕事が忙しいのか、携帯鳴りまくり、携帯触るのやめたと思ったら、そこからはもう自分の自慢話。自分がどんなに成功したか、いい経験をしたか、どこの大使と仲がいい、ドコドコの偉い人はいつも自分を頼ってくる、とか。。２時間のうち１時間５０分は彼が話してましたね・・。
で、最後の２０〜３０分は、イスラームがいかに素晴らしい宗教か。日本人というのは、ムスリムよりもムスリムらしい（正直で、勤勉で、いつも身なりを整えて、相手を尊重して物事を進めるとか・・・）から、日本人も多くムスリムになってるよ！、、とか。日本好きなムスリムとかはよく言うので、「うん、うん」と言いながら最初は聞いていました。しかし１時間半以上、彼の自慢話を聞いたあとに、追い打ちのような「イスラム教は素晴らしい」のお話。さすがに私は疲れてしまいました。
帰路についてから、なんだかもやもやが晴れませんでした。
彼の自慢話については、疲れたものの、滞在の最後の方の日程で会ったので、「もしかしたら、今まであった人はあまり話を聞いてくれなかったから、話したくなっちゃったのかな」「この滞在にもいろんな事があったから共有したくなっちゃったのかな」とか色々考えて理性的には処理できていました。
それでも、もやもやが晴れません。
次の日の夜、ふとお風呂でピンときたのです。
「このもやもやは・・・あの時と同じだ。」
大学に入学して、しばらく経った頃、高校の時の同級生から、「今度会わない？」と久しぶりに連絡があり、ご飯に行った時、カフェに着いてみると、知らない人が彼女の隣に一人。先輩だというその彼は、「一年中海外とか飛び回れたら最高だと思わない？」とか夢見がちなことを言ってきました。そう、よくある、あれです。日用品とかを売る、あのネズミ講。
彼らが勝手にやっているのは構わないのですが、私を巻き込まないでほしい。自分のことは自分で決めるから、アドバイス求めてないから勝手に勧めるのとかやめてほしい。ましてや初対面ですよ？あなたは私の何を知っていてそれが最善の策だと言えるのでしょうか？海外に興味があるから？それだけで一緒くたにするな。色々考えてもありえない。
うまく傷つけない断り方がわからない私は、怒るという方法以外には、さっと引くことしかできず、その時もやんわりと身を引くだけで何も言わないのでした。
その時のもやもやと今回のもやもやが同じであるように感じたのです。
初対面で、自分のこともよくわからないのに、ただ中東に興味があるっていうだけでイスラム教に改宗すると思わないでほしい。もちろんイスラム教のことは理解をして、尊重するけれども、自分がなるかどうかは自分の意志で決める。興味があったら聞くから、「はいったら良いよ〜感」を出さないでほしい。
しかし、まぁ今後も関わるかもしれないし、彼も悪気があって言っているわけじゃないし・・・と今回も聞き流すだけで、特に何も言えないのでした・・・。
でも、なぜ自分の心がもやもやしているのか、というのが今回わかって、少し気が晴れました。
私の言いたいことは、「人と話すときは相手を尊重して、ちゃんとコミュニケーションを取りながら話を進めようね。」当たり前だけれど、すごく大事なことです。
人と人との距離が離れて、感情を察知する能力が希薄になっている現代社会。だからこそ、自分と時間を共有して、話してくれる人のことは尊重してあげたいですよね。
うーん、難しい。私もまだ勉強中です。
それでは！
みーちゃん
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