宗教について考える

思ふこと
tsukuriさんによる写真ACからの写真

この2週間で、宗教に関する本を読みました。

「武器になる!世界の時事問題」 池上彰 大和書房
「宗教の現在地 資本主義の暴力、生命、国家」池上彰/佐藤優 角川新書

池上彰さん大好きか、って感じですが、とても勉強になる2冊でした。

前者はアメリカ、EU、中国、中東、北朝鮮などさまざまな国にフォーカスしてその国で起こっていることを細かく教えてくれる。
後者は宗教がどのように世界の中での重要な位置を占めているか、さまざなものに影響を与えているかを知ることができる本。

気になった部分を徒然と書いて行きたいのですが、
前者はもう読み終わってしまい、面白い部分がたくさんだったので、ぜひおすすめです、という感じで。。すみません。YouTube大学あっちゃんが解説してくれたら面白いだろうな、と思いました。もしかしてもう使っているかも?

宗教の現在地に関して、私の読んでいる部分がもう終盤なのですが、気になる部分メモしていけたらと思います。
こんな感じでこれからは、読んでいる本の気になる部分を抜き出して、考えてみたりする文章を書いていけたらと思っています。

*ヨーロッパで広まっているヴィーガンというのは、ベジタリアンと違う。
ヴィーガンは動物からの食べ物を一切摂取しないということなので、牛乳や卵も食べないというところがベジタリアンと違う。日本では同じと捉えられがち。

*インドで聖母マリアは王宮の人物で、インドのカースト制度、バラモンだとして布教された。創価学会もインドでは同じような布教の仕方をしている
なんだか、カトリックとプロテスタントについて、いろいろな情報を得ているつもりではあったのですが、プロテスタントは聖書が絶対と思っているけれど、それ以外、聖書に書かれていないことについては厳しき取り締まらずにしている様子?から遺伝子操作や原子力などにも抵抗なく取り組んでいるようにみられた、それをよしとしないのがカトリックで、神が創った秩序を変えるようなことはしてはならないという考え方で、プロテスタントのやっていることに反対する。同じキリスト教なはずなのに、もはや違う宗教のようだと感じました。

*北欧でのキリスト教地域で、牧師が国家公務員、国が信者から教会税を徴収するので、信者の申請をやめる人が出てきている。
⇨教会の空洞化が起きている

*アメリカの自国第一主義の影響が世界的にも広がっており、インドのモディ首相も、ヒンズー至上主義を始めており、分断させることにより味方の団結を強める手法が他の国でも強く出始めている。
アメリカの市場経済的ものの考え方、資本主義、貨幣主義といった、お金を持っている人が偉い、という考え方、もちろん無いよりはある方がいいのだが、それが過度に今のトランプ大統領は誇張しているような気がする。今はまだ解けない難問。日本でもお金持ちの豪邸に入ってそれをテレビで流したり、お金持ち至上主義説は日本でも根強い。
これからは今よりももっとお金がないと生きるのが苦しい時代に突入していくのだと思うが、そもそものお金の価値も下がるのでは無いかと思う。あとは今までやってきた形の仕事ではお金が稼げなくなるという事態。その不安。
苦しいのに耐えて耐えてお金をもらっていたのが、苦しくなくてもお金を稼いでいる人たちがたくさんいると思って、辛いことをやめてしまう人が多くなるのかな。でも稼いでいる人たちはやっぱり、その稼いでいない人の何百倍もの読書だったり、準備だったり、市場調査だったり、できる限りのことを頑張ったから結果が見えるのだと思う。それが短絡的にメディアに出てしまうので多くの人が勘違いして、楽に稼げると謳った詐欺に引っかかる。そんなサイクルができてしまっているような気がする。

*キリスト教やマルクス主義は定義が無意味だ、アンブレラが広すぎる、とアーネスト・ゲルナー「民族とナショナリズム」で述べている
どの宗教もやはり、その土地であったり歴史によってさまざまに形を変えて、その地に馴染むように変化していくから、なんとなく、全員が同じように同じものを目指す、というのは難しいもになんだな、と気づきました。

そんな感じで今回、2冊興味深い本に出会うことができました。
まだまだ内容を要約するような技術は私にはありませんが、思ったことを書き出していこうと思います。

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