雑記2023.10.5

思ふこと

気候が秋らしく涼しくなってきた。この気候が続けばいいのに、きっとすぐに冬になってしまうんだろうな。街中にはあまり見ないのだけれど、金木犀の香りを少しでも長く楽しみたい。

気候とともになのか、すこしずつ気分は良くなってきている気がする。
仕事の面白さは感じることができるようになるかは不安だし、しゃかりきに再び働くことができるかどうかはすごく心配だが、なんとか、そこまでふさぎ込むことない日々が過ごせている。

9月は色々とあった。両親がこちらに遊びに来たり、妹のいる沖縄に行ったり、友人と富士吉田で遊んだり、南伊豆に行ったり。
誰かとコミュニケーションが取れていることが、やはり私にとってのモチベーションになるような気はしている。ただ、誰とでもいいから話せればいいというものではないので、そこが難しいところ。

最近英語のPodcastも聞き始めた。カウンセリングで「英語も鈍ってきてしまう…」といったらカウンセラーのおばちゃんに、「英語のラジオでもなんでも聞いたらいいんじゃない?」と言われたので、聞き始めた勉強をするのは億劫になっている気がするのだが、10分程度の会話を聞いて耳を慣らすくらいなら、そこまでストレスにはならなそうだ。

久々にハマるアニメに出会えたのも、良かったかもしれない。やはり「推しがいる」というのは、人間に何かしらの良い影響を与えるのだろう。2014年頃、アブダビにいた時、たまたま「進撃の巨人」を見ていたのだが、あまりの残虐なシーンに、第1話を見て、「これは見続けられない」と思ったものの、とりあえずそのシーズンだけは見終わっていたのだが、日本に帰ってきて目まぐるしく働いているときに、続いているなんて全然気にしていなかった。それが、なんとついに今年の秋にアニメが完結するそうだ。(漫画自体は2021年に完結)およそ10年の歳月をかけてアニメをきちんと作り上げるなんて本当に日本のアニメ業界の力強さを感じて感動した。

「進撃の巨人」は、単なる巨人vs壁の中の人間、という構図で描かれているように思えるが、物語が進むに連れて、「そもそも巨人はどこからきたのか、何者なのか」「この大きな壁は何で作られていて、なんのために誰が作ったのか」というところも明かされていき、しいては立場や考え方が変われば、人間同士でも戦うことになってしまうのだが、この「進撃の巨人」という漫画・アニメを通して、現実の世界で起こっている差別や戦争などを重ねて、観ている人に再度よく考えさせるような力がある。

確かに、巨人は怖いし、人が食べられる様子の描写も観ているのは辛いし、本当に人が死んでいく。でもこれを「怖いから」「嫌だから」と目を背けるのは、現実世界でも同じことをしているのではないか、と思う。問題を直視せず、嫌だからと遠ざけて、きちんと見ようとしなければ、何も解決できない。何も新しい考え方や知識を得ることはできない。
11月にファイナルシーズン完結編がNHKで放送される。もう物語の終わりはすぐそこまで来ているところまで観終わっているが、私は今のところ、「進撃の巨人」は本当にディストピア感が溢れすぎていて怖いほどのアニメだとは感じているが、その中で登場人物たちが「理解することを諦めない姿勢」「信じて向かっていく様子」などを観ていると、自分に勇気をくれる気がする。

71話傍観者で、キース・シャーディス教官が、主人公エレンの母、カルラのことを話すのですが、キースがカルラに「お前のような特別ではないものに分かるわけがない」というような言葉の返答でカルラがこう言ったのを聞いて、泣きました。

「特別じゃなきゃいけないんですか?絶対に人から認められなければダメですか? 私はそうは思ってませんよ。少なくともこの子は・・・ 偉大になんてならなくてもいい。 人より優れていなくったって・・・ だって・・・見てくださいよ、こんなにかわいい。だからもうこの子は偉いんです この世界に生まれて来てくれたんだから」

オープニング、エンディングの曲もよく歌詞を理解して聞くと、沁みます。結構多いかな?と思ったのが、「世界は残酷だけど美しい」、とか、「世界は残酷だけど君を愛すよ」とか。今の世の中も辛いことが多いけれど、その中に一縷の望みを持とう。という希望が見えるような意図が隠されていると、私は思っています。

進撃の巨人 The Final Season 完結編(後編)は、NHKで11月4日23時、放映です!
(私は起きていられるか怪しいですが、おそらく割とすぐにAmazon Primeやその他オンデマンド系で配信されると思っています。前編の時は同日に配信したらしい)

また話したくなったら話します!それでは!

思ふこと
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