世の中の格差について(日記)

思ふこと

最近世の中で感じること

今日は日記調で、最近世の中で感じることを書こうと思います。

最近テレビで、コロナの影響で例えば接客業などをしていた若者が雇止めにあって、家賃も払うのがギリギリ、食事はボランティア団体の炊き出しに参加、支援団体の相談会に出席して、どうにか食べ物を分けてもらうなどでなんとか生きている状況を映していました。
コロナが起こる前から、格差社会というのは、日本でも表れていたもの、長くから様々な形ではあったものの、最近は特に顕著に、「お金」というものがキーワードで格差が出てきているような気がしてなりません。

世界全体でみると、貧困は減ってきている

最近は、FACTFULNESSを読んだり、橘玲(たちばな・あきら)さんの「上級国民/下級国民」を読んだりして、
「世界的にみると貧困は少なくなってきている」ということは確実だけれど、
いま私たちの身の回りで起こっているのは、
「中間層の崩壊」
ということなのだと気づくと共に、重い気持ちになりました。
じわりじわりと近づいてきていた崩壊に私たちは気づかずに何も対策をしなかったために今の状況になってしまったからです。

これからの若者は国に頼らず、自分で何とかしていかなくてはいけない

「上級国民/下級国民」というのは、なんともちょっと切り込みが強めなタイトルですが、書いてある内容は、事実や統計に基づいた、今までの考え方の違いと、これからの日本の予測です。差別的に、攻撃的に書かれているような本ではないので、タイトルだけに惑わされず、ぜひ一度目次だけでもいいので、見てほしいです。

この中で書かれていて、特に衝撃的だったが、言われてみればそうなのか、と思ったのが、一般的にバブル崩壊時に多くの正社員がリストラにあって、非正規雇用が激増したというによく言われるけれど、実際にはそのまま働いている団塊世代の雇用は守られたものの、新しく就職する若者が就職できなかったという事実です。この団塊世代(このようにひとくくりにしてよいかわかりませんが、中高年の年代)の既得権益を守ることはしっかりとして、後の団塊ジュニア世代の雇用などは守られなかったのです。
この団塊世代が日本を牛耳っている限りは、自分たちの既得権益は必ず守るが、後の世代は知らない、という風潮がそのままなのかな、という気がしてなりません。国債をどんどん発行し、消費税は上がり、若者の雇用は常に流動的。
今は年金受給者1人を生産年齢にある人が1.5人で支えていかなくてはならない時代になっていくことも考えると、以前中田敦彦さんが紹介していた、」成毛眞さん著「2040年の未来予測」に書かれている、「もう国は助けてくれないから、頼ってばかりではいけない」という言葉も突き刺さるような気がしてきました。

「国に頼らないで、自己責任で生き延びていくしかない」、これは見方を変えれば自由に生き方を選べるということにも近い部分があり(大変さは非常にありますが)、日本だけではなく、世の中がどんどんリベラルな方向に向かっている風潮が見えてくる気がします。

これからの世の中を生き抜いていくには、自分が積極的に動いていかないといけない、と感じつつも、なかなか行動するのは難しく、何をすれば正解かもわからない状態ですが、日々考えていきたいと思います。以上。

思ふこと
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